次に、ADCの導入タイプについて尋ねた(図2-1)。その結果、1位が「アプライアンス型ロードバランサー」で44.8%、2位が「アプリケーションデリバリーコントローラー(多機能アプライアンス)」で20.7%、3位が「シャシー型ロードバランサー」で13.8%、4位が「ソフトウェア(仮想アプライアンス)」で10.3%、5位が「クラウドサービス」で1.7%と続いた。
クラウドサービスについては2年前と同じ導入率で、ここ2年間での伸びは見られなかった。以前より主流のアプライアンス型が現在も人気を博しているようだ。
また、ADCを導入済みの人に「必要とする機能」を尋ねた(図2-2)。その結果、1位が「負荷分散機能」で91.2%、2位が「冗長化機能」で49.1%、同率3位が「セキュリティ機能」「セッション維持機能」で31.6%、5位が「帯域制御機能」で29.8%と続く。
2年前の結果と比べると、上位2つの項目に変化はなかったものの、「セッション維持機能」が6位から3位へと大きく順位を上げる結果となった。
Webサーバの負荷分散が主たる機能であるADCだが、最近では仮想化が進んだ影響でサーバ自身のインスタンスが増減しやすく、セッションが快適に維持できるよう設計する必要性が高まっていることから、セッション維持機能を併せて導入したいと考える方が増えたようだ。
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