ここで勤怠管理に関する最新動向について見ていこう。勤怠管理に直接関連した動きとしては、打刻手段が多様化している動きが見られる。また、勤怠管理と連動してヘルスケア関連の仕組みと連動したサービスも登場している。
もともと打刻するための手段としては、アナログタイプのタイムレコーダーとの連携をはじめ、PC画面に直接時間を入力するものやPCおよびスマートフォン画面上に用意された「出勤」「退勤」ボタンをクリックする専用アプリタイプ、FelicaをはじめとしたICカードによる打刻、指紋や指静脈を使って打刻する生体認証装置などが用意されている。
これに加えて、最近ではGPSによって取得可能な位置情報を加えることで、自宅や出勤途中などに打刻する「不正打刻」を防止できるものが登場。他にも、2次元のカラーコードとスマートデバイスのカメラを利用して打刻を行うものなど、その選択肢は多岐にわたっている。
GPSの位置情報を利用して不正打刻を防止するものについては、現実的には現場からの反発も強いのが実態だ。それ故不正打刻の防止というよりも、万一の際にどこに誰がいるのかという安否確認のための機能として活用されるケースが多い。
2次元のカラーコードを利用した打刻では、2次元バーコードに比べて離れていても短時間に認識できるというメリットがあり、iPadなどカメラ付きデバイスを打刻装置として利用するさいに便利だ。少し離れた位置でも本人のカラーコードをかざすことで打刻が可能となるだけでなく、画像内に本人も含めて撮ることで本人確認が可能になるなど、不正打刻を防ぐことも可能な仕組みと
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