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「ホスティング(アウトソーシング)」シェア(2015年)シェア情報アーカイブ

2015年は、2770億円の市場規模が見込まれているホスティング(アウトソーシング)市場。シェア情報を紹介する。

» 2015年07月28日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

 富士キメラ総研の調べによれば、2015年のホスティング(アウトソーシング)市場規模は2770億円と見込まれている。当該サービスは、運用サービス領域がインフラ部分に加えミドルウェア/アプリケーション部分までとし、付随する通信回線の売上は除いた。

 ベンダー別の市場占有率(金額ベース/見込)を見ると、1位、3位、4位(各21.0%、12.4%、3.6%)はいずれもコンピュータベンダーで、サーバやミドルウェアなど基盤部分から自社製品を提供可能なため、当該ビジネスへの注力度が高い。2位は17.0%で、グループ企業への安定した売上に加えて、大手企業への外販に注力している。

 ITシステムの“所有”から“利用”への流れが加速し、オンプレミスやハウジングから当該サービスへの移行が進んでいる。今後は、企業での基盤統合などを目的としたホスティング型プライベートクラウドの利用が増加するとみられ、当該市場の拡大要因と見込まれている。一方、オープン化の流れによる、メインフレームや汎用機を利用したサービスの緩やかな減少や、パブリッククラウド(オーダーメイド)との競合激化も予測されている。そのため、当該市場は大きな成長は期待できないが、一定の市場規模を保ちながら緩やかに規模を拡大していくとみられる。

「ホスティング(アウトソーシング)」シェア(2015年) (出典:富士キメラ総研)

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