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» 2015年08月25日 10時00分 公開

UPSの導入状況(2015年)IT担当者300人に聞きました(5/5 ページ)

[キーマンズネット]
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クラウド利用のため不要との声、フロア荷重制限を超えたなどのトラブルも

 最後に導入済みの人に「UPS導入で発生したトラブル」と「UPSの課題や悩み」を、未導入の人に「導入しない理由」を尋ねた。UPS導入で発生したトラブルについては、「フロアの荷重制限を超えた」や「電源口形状が違っていた」「1分以上の停電となった際、シャットダウン処理についてUPSごとに動きが異なった」などのコメントが上がった。

 重量もネックとなるUPSだが、大型のものを導入する際には設置場所の床耐荷重に注意して導入する必要がある。また複数のUPSを設置する際には、シャットダウン機能の細かな設定がそれぞれ異なる可能性もあるので注意が必要だ。

 また、課題や悩みについては「高くて重いにもかかわらずバッテリーは3年程しか持たない」「台数が多くなるとバッテリー交換が煩雑になる。5〜6年もつバッテリーが便利だが高価すぎる」「交換時期が分かりにくい。交換バッテリーと本体価格がさほど変わらない」など、バッテリーに関する悩みが特に多く上がった。また、「管理ソフトが別途必要で不便」や「資産管理ソフトで管理できたらいい」といった管理方法の統一化やコスト削減を求める声も聞かれた。

 一方、未導入の理由については、「データセンターにサーバを設置しているため」や「重要データは全てオンラインストレージに保存しており、不意の停電時も大きな問題は起きないため」といった外部データセンターやクラウドサービスを利用しているため必要ないというコメントや、「太陽光パネル発電装置を導入してからは充電池にシャットダウンまでの電力を供給するシステム化が行われ、従来設置していた UPS は廃棄した」などのコメントが寄せられた。

 UPSは非常時対応に重要な役割を果たすが、多くの不満や悩みが上がっているように、管理、運用しづらい状況が続くようではUPSを利用せず別の方法で瞬断・停電に対応しようとする企業が増えることも予想される。今後はUPSの改良によるバッテリーの軽量化や長寿命化に期待したい。

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