2015年のOfficeソフトの利用状況を発表。Office 365ユーザーはわずかで、Office 2010と2013、占有率が高いのはどっち?
アイ・ティ・アールは、2015年10月時点で、国内企業におけるOfficeソフトの利用状況の調査を行った。企業の標準製品または指定製品ではなく、回答者が実際の業務で主に利用している製品を確認した。
調査によると、1位はMicrosoft Office 2010で44.8%、次いで同2013が33.2%、3位は同2007で11.6%、4位は同2003で3.1%の順となった。2015年9月に提供が開始された同2016は2.7%、クラウド環境からサブスクリプション形式で提供されるOffice 365 Business PremiumおよびPro Plusは2.4%と少数にとどまった。
Windows以外の環境で動作しないことや、バージョンアップによるファイル形式とユーザーインタフェースの変更からオープンソース製品の利用の検討が話題となったが、Microsoft Office以外の製品は1%以下とごく少数であった。
Microsoft OfficeがWindows以外のOSでも提供されたことや、他の製品では過去に作成した書類や社外とのやりとりでの互換性の問題が生じることから、企業におけるOfficeツールは、依然としてMicrosoft Officeが主流であるとしている。
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