営業力やマーケティング力を向上するためのマーケティング支援ツールの導入状況を調査した。「CRM」の導入状況が明らかになった。
キーマンズネットでは2015年12月17日から2016年1月15日にかけて「マーケティング支援ツール」に関するアンケート調査を実施し、217件の回答を得た。
製品やサービスの認知度を高め、有望な顧客を絞り込み、売り上げにつなげていくマーケティング活動の重要性は、いまさら言うまでもないだろう。最近では顧客管理システム(CRM)に蓄積したデータを参照しながら商談を進めたり、Web上の顧客の行動を解析して販売促進活動に反映したりといった活動に取り組んでいる企業も増えたようだが、実際にはどの程度進んでいるのか。
今回は、「CRM」「アクセス解析ツール」「マーケティングオートメーション」という3つのソリューションの導入状況を尋ねた。前編では「CRM」について導入率や導入目的などを調査した結果を紹介する。
なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。
顧客の個人情報にはじまり、購入履歴や見込み度合いといった情報を管理し、営業活動を支援するCRMは、比較的古くから存在するソリューションだ。だが導入率となると、まだ19.8%にとどまる。
ただし、1000人以上の大企業では28.8%と、比較的高い導入率となった(図1)。企業規模が大きくなればなるほど、管理すべき顧客情報も増えることから、何らかの形でITを活用するのは理にかなった選択肢といえるだろう。
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