日本にも「Surface Laptop」が登場。ついに3シリーズ展開となったSurfeceファミリーの概要と使い方をレポートする。Microsoftは日本市場でどんな戦略を打つのだろうか。
2017年5月初旬に米で発表され話題となっていた「Surface Laptop」の日本展開の概要が、2017年5月26日に発表された。日本マイクロソフトは、3つの「Surface」ファミリー、デスクトップ、ラップトップ(クラムシェル)、2in1とそれぞれのスタイルのPCを日本でもリリースする。
これらのSurfaceファミリーは企業内での利用のみならず、PCを使って何かを作り出す、全てのクリエイターのためのものとして設計されている。3つのデバイスの特徴と、マイクロソフトが描く理想のワークスタイルをチェックしてみよう。
まずは製品の基本情報を紹介しよう。タブレットとしても省スペースPCとしても活用できる2in1モバイルPCとしてリリースされる新たな「Surface Pro」は、これまでのSurface Pro4から設計を一新、第7世代のIntel Coreを搭載し、12.3インチのディスプレイを持つ。オプションでカバーとしても使えるキーボードや、4096段階の筆圧、傾き検知も可能な「Surfaceペン」が利用可能だ。
デザインに大きな変更はないものの、Core m3およびCore i5モデルではファンレスを実現、パフォーマンスを向上しつつ13.5時間のバッテリーライフを実現している。また、内蔵されているカメラはWindows10の「Windows Hello」における顔認証にも対応。日本での発売は2017年6月15日で、法人モデルは9万3800円から。2017年秋にはLTEモジュールを内蔵したSurface Proも発売予定(対応通信キャリアは未定)。
クラムシェル型のモデルである「Surface Laptop」は、新たにOSとして「Windows10 S」を搭載したデバイスだ。13.5インチのディスプレイはタッチ/Surfaceペン対応で、こちらも第7世代のIntel Coreを搭載する。
「Windows10 Sはユニバーサル Windows プラットフォーム」(UWP)と呼ばれる、Windowsストアで提供されるアプリしか利用できないが、Windows10 Proにアップグレードが可能だ。Surface Laptopは個人向けのみの販売で、2017年7月20日より発売する。価格は12万6800円から。
デスクトップ型のモデルである「Surface Studio」は、28インチのディスプレイの角度を変えられることで、ペンデバイスとの親和性を高めている。デザイン、ものづくりなどのクリエイティブワークを想定したデバイスで、ホイール型のデバイス「Surface Dial」や「Surface ペン」の活用法をアピール。グラフィック作成などに適すとデモを公開した。Surface Studioの発売は2017年6月15日で、法人モデルは37万2800円から。
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