日本における「パソコン」の歴史をひもとけば、それこそ語り尽くせないほどの話題が出てくるだろう。だが、PC黎明(れいめい)期に多くの人に大きなインパクトを与えたマシンといえば、やはりNECが送り出した「PC-8001」ではないだろうか?
ご存じの通り、「PC-8001」はちょうど40年前の1979年9月にNECが発売した8ビット PCだ。Apple IIのようにキーボードと本体が一体化した筐体で、外付けのディスプレイを接続して使用する。起動すればROMからN-BASICが起動し、そのままプログラミングを開始することも可能だった。2016年には「未来技術遺産 第00205号」として重要科学技術史資料にも登録もされている。
それはいいけど何を今さらそんな大昔のPCのことを話題にしているんだ? と思うかもしれない。しかし発売から40年がたったこの2019年に、PC-8001を当時そのままの姿で再び入手できるかもしれない、としたら──?
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