ラックは2021年4月5日、ランサムウェアの被害に関するテクニカルレポートを発表した。同レポートは、ラックのサイバー事故対応チームのサイバー救急センターに寄せられた被害の問い合わせ状況を基に、2021年における攻撃手口の変化、被害を受けないための対策をまとめている。これによれば、2021年においては、テレワークで重要となる“あの機器”が、ランサムウェア攻撃の踏み台になるケースが多く報告された。
ランサムウェアによる攻撃は2021年も継続して発生しており、特に21年の2月以降に問い合わせ件数が24件と、増加傾向にある(図1)。「Microsoft Exchange Server」の脆弱(ぜいじゃく)性を悪用した「DearCry」という新しいランサムウェアも確認された。
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