エグゼクティブ・サーチ会社Heidrick & Struggles社の調査によると、過去1年間で多くの企業が「文化」を優先事項とした。文化を戦略に結び付けているリーダーがいる企業は、3年間で同業他社の2倍以上の業績を上げていることが分かった。
調査対象としたグローバルCEO500人のうち82%が、過去3年間の優先事項に「文化」を選んだ。高成長企業のリーダーには「カルチャーアクセラレーター」のグループがあり、彼らは他の企業よりも多様性や公平性、包括性への取り組みを最前線に置き、文化の経済的側面を従業員と結び付ける傾向があった。
この調査では、「カルチャーアクセラレーター」のグループの中に、「カルチャーコネクター」というサブグループを置いた。このサブグループは、日常業務に企業文化を適用する業務に兼任または専任している30人のCEOのグループだ。全てのレベルの従業員を関与させることによって、組織文化を生き抜く責任を従業員に持たせることが企業の発展のために重要だと考える傾向がある。この傾向は、他のCEOグループより顕著だった。
文化の強化と改善はHR(Human Resource)チームにとって長年の課題だったが、ここ1年間の混乱により、文化が企業の最前線に位置付けられたと考えられる。
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