新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で多くの企業がリモート勤務に移行したが、職場でのハラスメント(嫌がらせ)についてこれまで以上に耳にするようになった。これはハラスメントの増加を意味するのだろうか。
COVID-19の感染対策として対面業務が減少したことで、ハラスメントが減少もしくはなくなるのではないかと考えた人もいるだろう。ハラスメントは当事者同士が同じ室内など近くにいる時に発生すると考えられがちだが、実はそうではない。
職場でのハラスメントの状況に関する調査「State of Workplace Harassment 2021」(注1)によると、回答したビジネスパーソンの38%が「リモートでハラスメントを経験している」と述べた。ハラスメントは、電子メールやビデオ会議、チャットツール、電話などのリモートでのコミュニケーション手段を介して発生する。
さらに、ビジネスパーソンの24%は「コミュニケーション手段を介することで、以前よりもハラスメントが悪化している」と考える。企業はこの事態と向き合い適切な対応策を進めなければならない。
© Industry Dive. All rights reserved.
製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます。