メディア
ニュース
» 2022年03月24日 07時00分 公開

Windows Server 2012サポート終了への対策状況(2022年)/後編

「Windows Server 2012/2012 R2」延長サポート終了の2023年10月が近づいている。キーマンズネット編集部は読者アンケートを実施し、対応状況を聞いた。後編となる本稿では、サポート終了に伴う検討項目やOSを移行しないリスク、フリーコメントで寄せられた"情シス100人の心境"を見ていく。

[キーマンズネット]

 キーマンズネットは2022年2月18日〜3月4日にわたり「Windows Server 2012/2012 R2のサポート終了に関する意識調査」を実施した。

 後編となる本記事では、2023年10月の「Windows Server 2012/2012 R2」延長サポート終了を前に「サーバ移行と併せて見直しや導入を検討しているもの」や「システム移行を検討しない理由」などを調査した。

 Windows Serverに限らず、サーバOSやアプリケーションに関する課題について、フリーコメントで寄せられた現場の声を記事の後半で紹介する。

 全回答者数220人のうち情報システム部門が42.3%、営業/営業企画・販売/販売促進部門が15.0%、製造・生産部門が14.1%、経営者・経営企画部門が5.4%と続いた。なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

調査サマリー

  • OS移行時の併せて実施する検討項目TOP3
  • OSを“移行しない”人の言い分
  • 運用中のサーバ・アプリの課題。情シス100人が心境吐露

OS移行時の検討項目TOP3 3位DBMS、2位セキュリティ……1位は?

 前編では、2023年10月の「Windows Server 2012/2012 R2」延長サポート終了を前に、約4割が「移行を完了」または「着手している」現状に触れた。また移行先のインフラは「クラウド基盤」が約6割と「物理サーバ」の3割を大きく超えて選択されていることも分かった。

 Windows Server 2012/2012 R2の延長サポート終了に向けた移行計画に際して、「一緒に見直しや導入を検討しているもの」を調査したところ「BCP(事業継続計画)、DR(災害対策)の運用プロセスの見直し」(21.6%)や「セキュリティの見直し」(16.2%)などが上位に挙がった(図1)。

図1 サーバ移行と併せて見直しや導入を検討しているもの

 Windows Server 2012/2012 R2の利用用途として多いファイルサーバの移行先を物理にするかクラウド、ハイブリッドにするかが悩ましいところだ。この選択が災害時のデータ損失リスクとコスト、アクセス性や操作性などに大きく関与するため、移行時に注目される見直しポイントになっているのだろう。

 移行先がクラウド基盤であれば「データベース管理システムの見直し」(13.5%)も優先度が上がりそうだ。クラウド型データベース管理システムでは導入や運用に関わるコストメリットは大きいものの、独自性の高い自社アプリケーションの構築や連携を見越しているのであればカスタマイズ性や柔軟性の観点から要検討だ。

 加えて「SQL Server 2012」がWindows Server 2012/2012 R2に先駆けて2022年7月にサポート終了を迎えることもあり、移行先環境の検討や構築、検証などにはより多くの準備期間を要すると考えられる。

「現状問題なく動くから」で“移行しない”はリスク高

 次に調査前編で全体の14.0%が「Windows Serverへのシステム移行を検討する予定はない」と回答した点に着目し、その理由をフリーコメントで聞いたので紹介したい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

会員登録(無料)

製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます。