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» 2022年06月16日 07時00分 公開

PCキッティングのツールとアウトソーシングの利用状況(2022年)/後編

企業におけるPCキッティングの負荷は大きく、解決策に挙げられるのがアウトソーシングサービスの活用だ。後編となる本稿では、キッティング業務のアウトソース状況や課題、サービス選定理由などを調査した。

[キーマンズネット]

 キーマンズネットは2022年5月13〜27日にわたり、PCの各種基本設定や、利用者が業務で必要なソフトウェアをインストールし利用できる状態にする「PCキッティング」に関する調査を実施した。

 今回はキッティング業務のアウトソースの工程や課題、サービス選定理由などを調査した。全体の4割がキッティングをアウトソースする一方、残りの自社完結している企業の8割(全体の約4割)が「アウトソースを検討していない」と回答した。負荷の高いキッティングを外注しない理由とは。

全体の4割がアウトソース派……過半数が外注する工程とは

 前編では、過半数が自社でキッティング業務をするものの、作業の平準化やコスト、テレワーク対応などで課題を持つ企業も見られた。後編では、キッティングのアウトソース状況に注目し結果を考察する。

 はじめに前編で紹介した企業のキッティング状況を振り返ると「自社とアウトソーシングの両方でキッティングしている」(27.2%)と「全てのキッティングをアウトソーシングしている」(12.3%)を合わせ、全体の4割がキッティング業務をアウトソースしていた(図1)。

図1 アウトソーシング状況

 アウトソースしている工程は「PCイメージのインストール」(59.2%)が最も多く、次いで「PCイメージの作成」(39.2%)や「PCイメージのテスト」(35.2%)、「ユーザーへの発送」(35.2%)が続く(図2)。

図2 アウトソーシングしている工程(複数選択可)

 従業員規模別に見ると、500人以下の中堅・中小規模企業はPCイメージの作成やテストなどの”前工程”をアウトソースし、1000人以上の大企業はユーザーへのPC発送など”後工程”をアウトソースする傾向が見て取れた。「インストール作業」は対象台数分の工数がかかるため全ての規模帯の過半数がアウトソースしていた。

 また、アウトソーシングサービスの選定の理由として「料金体系が自社に適していた」(43.2%)や「対応可能な台数と期間が適していた」(28.8%)など、コストや対応期間が優先されることも分かった(図3)。

図3 アウトソーシングをする際のサービス選定理由(複数選択可)

自社完結企業の8割が「アウトソースしない」理由とは?

 キッティング業務を”自社で完結”している企業の約8割は、今後もアウトソースを検討しない意向で、アウトソース検討割合は1割にも満たなかった(図4)。

 以降の調査結果から、企業がPCキッティングをアウトソースしない理由が明らかになった。キッティング担当者が「じゃあ全部自分がやるよ!」と言いたくなるような理由も見受けられた。

図4 今後のアウトソース検討有無(自社でキッティングを完結している企業)

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