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弁護士ドットコムがテスト自動化の導入でテスト工数を70〜80%削減

弁護士ドットコムは、mablのテスト自動化ソリューションを導入した。電子契約サービス「クラウドサイン」のテストに活用し、テストの作成や修正にかかっていた工数を70〜80%減らし、リグレッションテスト工数をほぼゼロに削減した。

» 2022年07月28日 08時00分 公開
[キーマンズネット]

 mablは2022年7月27日、同社のテスト自動化ソリューションを弁護士ドットコムが導入したと発表した。弁護士ドットコムは、同社の電子契約サービス「クラウドサイン」のテストに活用するとしている。

 クラウドサインは、契約締結から契約書管理までをオンラインで完結できるクラウド電子契約サービスだ。弁護士ドットコムでは、その品質保証プロセスに膨大なテスト作業時間と労力がかかることを課題としていた。

テストの作成や修正にかかる工数を70〜80%削減

 mablの導入後は、機能開発時のテスト作成やリグレッションテストの実行、バグ発見や自動修復によるデプロイ前のエラー検出、製品に利用しているライブラリのバージョンアップに伴う動作確認などを自動化した。テストの作成や修正にかかっていた工数を70〜80%減らし、リグレッションテスト工数をほぼゼロにできたという。さらにSlackとの統合機能によって、QA(Quality Assurance)チームと開発チームのメンバーが、mablを気軽に操作したり即座に不具合を確認したりできるようになった。

 弁護士ドットコムでは、テスト作業のほとんどをmablに任せられることで、開発チームの心理的負担が大きく減ったとしている。これまでテストに費やしていた労力をテスト以外の機能のブラッシュアップなどに充てるられるようになり、リグレッションテストの範囲が広がったことでバグを確実に検出できるようになった。

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