皆さんが関心のある企業向けのITの話題について、短く、分かりやすく解説します。Teamsは無料で企業利用できるのか、制限や機能を紹介します。
Q「Microsoft Teams」は無料で使えますか。
A:「Microsoft Teams」(以下、)には、無料で利用できるプランが提供されています。ただし、無料プランには幾つかの制限があります。
無料版Teamsを利用するには、無料版Teamsにサインアップする必要がある。無料版で利用できる機能は次の通りだ。
Teamsの無料版は、中小企業や非営利団体を含めて誰でも利用できるが、チャネルやチャット、会議データなどのユーザーデータが保持されないため、チームでの共同作業の記録を作れないという点で個人利用が適していると考えられる。データの保持機能や、強固なセキュリティ機能などを求める場合は「Teams Essential」など一般法人向けソリューションを購入する方法がある。
なお、Teamsの無料版とTeams Essentialとの違いは以下の通りだ。Teams Essentialは、一般法人向けのTeamsプランの中でも一番安価なもので、1ユーザー当たり月額430円(税別)で利用できる。
Temas無料版 | Teams essentials | |
---|---|---|
料金 | 無料 | 430円/月(税抜き) |
ユーザーデータの維持 | × | ○ |
参加人数 | 100人 | 300人 |
グループでの通話・会議 | 無制限(最長60分) | 無制限(最長30時間) |
チャットユーザー数 | 100人 | 300人 |
ファイル添付の容量 | 1人当たり2GB | 1人当たり2GB |
クラウドストレージ | 5GB(チーム全体で10GB) | 10GB |
Outlook/Skype連絡先インポート | ○ | ○ |
Officeアプリの利用 | × | × |
サポート | コミュニティーでの質問や回答またはサポートに問い合わせ | 電話/Webでの24時間サポート |
2023年4月12日に提供を終了した「Teams無料版(クラシック)」と比べると、グループでのWeb会議の時間が無制限から最長60分、チャットユーザー数が無制限(組織当たりは300人)から100人、ファイルストレージ容量が10GBから5GBになるなど、制限が強くなった。
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