ヌーラボはBacklogにCSV形式の一括登録機能を追加し、課題を効率的にまとめて入力できる仕組みを導入した。プロジェクト初期やルーチン業務に活用でき、親子課題にも対応することで構造的なタスク管理を実現する。
ヌーラボは、プロジェクトおよびタスク管理ツール「Backlog」において、新機能「一括登録」の提供を開始した。
この機能は、CSVファイルを使って複数の課題を一括で登録できる仕組みで、プロジェクトの立ち上げ時や定型業務における入力作業の効率化を目的としている。従来は課題を一つずつ手動で入力する必要があったが、本機能により短時間で大量のタスクをまとめて登録することが可能となった。
一括登録機能は、Backlogの課題一覧画面から手軽に利用できる。公式が提供するCSVテンプレートをダウンロードし、必要な課題情報を入力してアップロードするだけで、複数の課題を一括で登録可能だ。操作手順がシンプルなため、現在のBacklogユーザーにとっても導入のハードルは低い。
本機能の大きな特徴は、繰り返し発生するタスクに対応している点だ。例えば、毎月のルーティン作業や特定のワークフローに基づく一連のタスクをCSVファイルで一度作成すれば、同じ形式で何度でも再利用できる。これにより、プロジェクトの初期設定や定期業務の効率化が大いに促進される。
加えて、親子課題の構造にも対応しているため、タスク間の関連性を維持しつつ登録できる。複雑な業務構成であっても、事前に設計した課題構造を反映できるため、作業漏れや重複の防止に効果的だ。
Backlogはタスク管理に加え、Wiki、Git、ガントチャートなどの多彩な機能を備えたオールインワン型のプロジェクト管理ツールだ。業種や職種を問わず幅広く利用され、クラウド版とオンプレミス版が提供されている。2005年のサービス開始以来、世界中で145万人以上のユーザーに支持されている。
ヌーラボは今後も、チームの業務効率化やコラボレーションを支援するツール開発を継続し、多様な働き方をサポートしていく方針だ。
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