IT担当者300人に聞きました
プロジェクト管理ツールの導入状況(2014年)(2/5 ページ)
導入率は20%、入力項目の多さや、利用に手間が掛かるといった不満の声も
次に、「プロジェクト管理ツールの導入状況」を尋ねた(図2-1)。その結果、「既に導入済みである(追加・リプレース検討なし)」が15.4%、「既に導入済みである(追加・リプレース検討あり)」が4.9%、「導入を検討している」が2.5%、「必要性を感じるが、導入時期は未定」が30.5%、「必要性を感じない」が46.8%だった。
整理すると、追加やリプレース検討の有無を含めて「導入済み」は20.3%であるのに対し、導入検討の有無を含め「未導入」が79.7%だった。
企業規模別に見ると、100人以下の中小企業は導入率が8.2%と低く、101~1000人以下の中堅企業では13.6%、1001人以上の大企業では36.6%と、企業規模が大きくなるにつれ、導入率も高まる傾向が見られた。
また、プロジェクト管理ツールを導入している人にツールの満足度を尋ねたところ、「とても満足している」が6.7%、「まあ満足している」が66.7%、「やや不満がある」が23.3%、「とても不満がある」が3.3%という結果となり、まとめると、満足が73.4%、不満が26.6%となった(図2-2)。
満足と答えた人からは、「スケジュール管理、品質管理、変更管理などを適切に行うことができている」「進捗(しんちょく)管理が細かくでき、分かりやすい」といった使い勝手の良さを挙げる声や、「コストの割に改変もでき、コストパフォーマンスに満足している」などの声が聞かれた。
一方で「不満」と答えた人からは、「入力項目が多くて運用が追い付かず、プロジェクトの進捗に合わせることが現場の負担になっている」「計画の変更時に手動で修正する箇所が多い」といった、ツールを使うことにより発生する手間に不満を持つ声、「プロジェクトの関係者が全員使っていないと意味がない」といった活用実態に不満を持つ声が聞かれた。
プロジェクト管理ツールは、利用開始時には幾つかの設定を要するため多少の手間を伴う。その後多くのプロジェクトメンバーとの連絡や情報管理、進捗状況の確認、リスク管理などができるため、プロジェクトの遅延や失敗を未然に防ぐことができたり、プロジェクトの質を向上するなどの効果が期待できる。これらのメリットを十分に享受できていないユーザーもいるようだ。
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