IT担当者300人に聞きました
基幹系システムの利用状況(2018年)/前編(3/3 ページ)
根強い「高そう」「経理ソフトでしょ?」の誤解
フリーコメントを見てみると「必要性は感じるが導入する予定がない」とした回答者からは、「いろいろと探しているが、要件に合うパッケージがなく、カスタマイズする利点も見いだせない」「上層部の理解が得られないため、既存の仕組みを塩漬けにしている」といった苦悩の声が寄せられた。
一方で、「必要性を感じない」とした回答者の意見を見ると、「統合ERPパッケージは高価な印象があり、手を出せない」「どこから手を付けていいのか分からない」と、導入ハードルが高いというイメージが先行していると思われるコメントが寄せられた。また、「財務経理のことは分からない」とする声もあり、基幹系システム=会計や経理システムといったイメージを持っている方々も少なからずいることが分かった。
ERPの基となったそもそものMRPやMRP IIは、企業(特に製造業の)運営全体をカバーするものであり、決して財務会計のみに閉じたものではないのだが、日本では特に財務会計ソフトウェアとしての認識が根強く残っているようだ。
過去の、高価なハードウェアとライセンスが必要だった、大企業向けパッケージ製品のイメージが強く残っているようだが、現在はSaaS型で月額課金型の業務システムも多い。特にスクラッチ開発やExcel管理が横行する中小企業をねらい撃ちするかのような低価格サービスも多数登場しているが、「必要性を感じない」とした回答者にはこうした情報が届いていない状況があるようだ。
前編である本稿では導入状況や満足度、導入しない理由を見てきた。後編では、リプレースや導入移行を深掘りしていく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
IT担当者300人に聞きました
業務課題、注目のITツール……。話題には上るけれど、実際のところはどうなのか。キーマンズネット会員の声で知る、隣のカイシャのIT事情。読者のホンネを紹介します。
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
Windowsを使い続けるのは正解か? 「Linux化」というモダナイズのもう一つの選択肢
-
2
「Gemini Notebook」で利用者10倍 シニア社員をAIヘビーユーザーにした首都高の考え
-
3
スクエニ開発陣が「ドラゴンクエストX」の世界観を守るのに「Gemini」が必要だったワケ
-
4
ニンテンドーシステムズ開発者が明かす、通信「低遅延・安定運用」のコツ【事例集】
-
5
グループウェアの導入状況(2018年)/前編
-
6
Switch 2は「12人通話」でもなぜ軽い? 新機能「ゲームチャット」超低遅延の秘密
-
7
「新しいOutlook」って使ってる? 移行で変わるメール誤送信対策
-
8
スウェーデン発、AI議事録Klangが日本上陸 無料で文字起こし無制限
-
9
ランサムウェア対策の3ステップ AWSが提唱する「3-2-1-1-0」ルールとは
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー