金曜Black★ピット
「Alexa、取りあえずビールで」渋谷の居酒屋の挑戦は成功するか?:458th Lap
現在、日本では少子高齢化によって労働力不足が発生している。特に飲食店業界ではその傾向が激しく、人手不足のために営業を停止せざる得ない事態に陥る店舗すらあるという。
人手不足を解消するべく、「スマートスピーカー」を活用しようという企業が登場した。ご存じの通り、スマートスピーカーには音声を認識してコマンドを実行する「音声アシスタント」が搭載されている。そう、スマートスピーカーを店員の代わりとして使うのだ。
2018年3月19日から居酒屋「天空の月 渋谷店」で店舗サポートシステムの実証実験が始まった。思惑通りにAIスピーカーは活躍しているのだろうか?
数あるスマートスピーカーから選択したのは「Amazon Echo dot」だ。小型なのでテーブル上に設置しても邪魔にならず、コストも安い。音声アシスタント「Alexa(アレクサ)」は、「スキル」と呼ばれる拡張機能を追加して、特殊な対応を実行できる。スキルは、誰でも自由に開発できる、スマホでいうところのアプリのようなものだ。
実験で使われるAmazon Echo dotには、本実証実験を企画したヘッドウォータースが開発した「飲み物オーダー」スキルが搭載された。個室に案内された利用客は、「Alexa、飲み物メニューを開いて」と話しかけた後で、メニューに記載されている番号を個数とともに伝えるだけだ。
「やっぱやめた」と発声して注文をキャンセルしたり、注文の個数を変更できたりする。他にも「店員さんを呼んで」「お会計」「オススメを教えて」といった音声コマンドにも対応する。
スキルを通じたオーダーはログとして収集されている。利用客のオーダー傾向はもちろん、Alexaの話し方や提案するオススメメニューを調整することで利用客の反応がどう変化するかといった調整に使うそうだ。
今のところドリンクオーダーが中心のスキルだが、今後は対応メニュー数の増加、料理や飲み物の解説機能などを搭載する予定だ。このスキルは「Alexa Skill Store」(スマホのアプリストア的な存在)で一般公開されるように申請済みなので、今後はAmazon Echoを使った注文システムが一般的になるかもしれない。果たして、スマートスピーカーは「立派な店員」として活躍できるだろうか?
上司X: スマートスピーカーが居酒屋の店員の代わりをするって話だよ。
ブラックピット: なるほど。そしてスマートスピーカーはAmazon Echoですか。
上司X: あれ、かんばしくないリアクションじゃないか。
ブラックピット: だって、居酒屋のオーダーはiPadみたいなタブレットでできるところが少なくないでしょう。新鮮味はそれほど……。
上司X: いやいや、スマートスピーカーなら音声で注文できるんだよ。俺はさ、タッチパネルをポチポチするよりは声で注文できたほうがいいんじゃないかと思うね。
ブラックピット: どっちでも変わらない気がしますけどねえ。スマートスピーカーだと酔うほどにだんだん音声が認識されなくなったりして。
上司X: 確かにそれはあるかもな。でも、泥酔すればタッチパネルの操作だって怪しくなるもんだ。そうだ、仕事が終わったらちょっと飲みに行こうか?
ブラックピット: それはいいですね。もはやオーダーなんて別に人間相手じゃなくても構わない時代になっているんだと思いますけどね。スマートスピーカーだろうがロボットだろうが効率のよい方向に進んでいけばいいですね。
上司X: せっかくだからAlexa居酒屋にと思ったけど、確実にAlexaを利用するなら予約しないとダメみたいだな。まあ、どこでもいいよ。さっきは音声のほうがいいなんて言ったけど、うまいものを食って飲めればそれでいいんだよな。
ブラックピット(本名非公開)
年齢:36歳(独身)
所属:某企業SE(入社6年目)
昔レーサーに憧れ、夢見ていたが断念した経歴を持つ(中学生の時にゲームセンターのレーシングゲームで全国1位を取り、なんとなく自分ならイケる気がしてしまった)。愛車は黒のスカイライン。憧れはGTR。車とF1観戦が趣味。笑いはもっぱらシュールなネタが好き。
上司X(本名なぜか非公開)
年齢:46歳
所属:某企業システム部長(かなりのITベテラン)
中学生のときに秋葉原のBit-INN(ビットイン)で見たTK-80に魅せられITの世界に入る。以来ITひと筋。もともと車が趣味だったが、ブラックピットの影響で、つい最近F1にはまる。愛車はGTR(でも中古らしい)。人懐っこく、面倒見が良い性格。
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