Office 365導入で混乱の嵐、収束させた“いとちゃん”て何者?(2/2 ページ)
600件の問い合わせを約40件に削減成功
チャットbotの導入は社員による問題の自己解決に貢献した。Office 365の導入の際は、ピーク時に600件もの問い合わせがあったが、約40件にまで削減でき、2人のオペレーターで十分に対応可能となった。同社は各課にヘルプデスクを兼任するITコーディネーターを配置しているが、彼らにPCやメールの使い方についての質問が集中することも減った。
業務負荷の解消に効果を発揮したチャットbotへの期待はさらに高まる。経営企画部 デジタル・イノベーション室長の齊藤桂司氏は、社内ポータルにもチャットbotを導入したいと意気込む。
「過去の文書は、グループウェアだけでなくクラウドストレージなどにも分散して保存されています。これを一気に検索できるようなチャットbotが実現できないかと考えています。MZbotはRPAやOCRとも連携できるので機能拡張も視野にいれて検討中です」(齊藤氏)
チャットbotを構築するためのコストや回答精度を向上させる手間が障壁となり、社内でチャットbotを活用する事例はまだ少ない。多くの試行錯誤によって壁を乗り越えた同社の事例は、他の企業にとっても解決の糸口となるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
事例で学ぶ! 業務改善のヒント
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
かんぽ生命が営業報告を50分→10分に AI時代に見直すべき「データ入力」の仕組み
-
2
C言語は「危険」と言われても、専門家が「使う価値は十分にある」と言うワケ:900th Lap
-
3
M365 Copilot全庁展開で月2000時間削減 現場がAIを「使いたくなる」習慣化の仕組み
-
4
6TBファイルのサーバ移行、M365ユーザーの八雲町がSharePointでなく「あえてBox」の理由
-
5
Claude Codeに「仕事を丸投げ」して事故らないための基本運用ルール
-
6
損保ジャパン、2万人の「Gemini活用」どう管理? 推進者が語る「リスク回避」の仕組み
-
7
「カスハラ対応」を個人に任せない 取手市がAIで変えた窓口業務
-
8
社員の「セキュリティ訓練」、他社はどの程度やっている? 気になる隣の実施状況
-
9
「Claude」3倍高速化の裏で、Anthropic開発者が「あえてしなかったこと」:899th Lap
-
10
20年物の基幹システム刷新に、マクロミルがあえて「全てを変えない」と決めた理由
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー