AIの“順位入れ替え戦略”で成約率が約4倍に ドコモはWeb接客をどう変えた?(3/3 ページ)
成約率を約4倍向上させたドコモのWeb接客
これを実践したことで大きな改善につながった実例があるという。それが、NTTドコモが提供するクレジットカード「dカード」のサービスサイトでの事例だ。今まではサイトのトップページ、一覧ページ、詳細ページ、カートとそれぞれのページで離脱が発生していたが、ecコンシェルを使いそれぞれのページにおいて広告表示の最適化を図ることで、離脱率を下げ申込数を増やせないかと考えた。
ecコンシェルを使って広告表示の最適化を図る際、「一度実施した施策の中で効果が高かったもののみを継続して実施する方法」と「一度実施した施策の中で効果が高い施策を優先しつつ効果の低い施策も継続して実施する方法」の2つを実施し比較した。その結果、前者の方法では実施前と比べて成約率がほとんど向上しなかったのに対して、後者の方法では成約率が約4倍向上し、大きな成果につながったという。
今はPDCAのうち「P」は人間が、「D」「C」「A」はAIがという役割分担だが、NTTドコモではPDCA全てをAIで実現できないかを検証中だという。まだ、その解は得られていないが、着々と「P」のデータがたまってきており、近い将来全てを自動化できるようにしたいと考える。
本稿は、2019年2月13日に開催された「THE AI 3rd」(主催:レッジ)における「Dから始まるPDCAの先にあるもの」の講演を基に構成した。
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