世界中が大迷惑? マイクロソフトがやらかした「Windows 10」の一大事件とは:604th Lap
常に最新のOSを提供し、ユーザー体験を向上させるという目的の下で生まれた「Windows 10」。しかし、ユーザー体験の向上どころか、世界中で大迷惑な問題を引き起こしたという。
PCを身近にした「Windows 3.1」を皮切りに、数年おきのメジャーアップデートを重ねてきたWindows。2015年7月29日にリリースされた「Windows 10」は、「Windows as a Service」(WaaS)をコンセプトに掲げ、「最後のバージョン」ともいわれている。年に2回の大型アップデートと毎月のアップデートの繰り返しによって、常に最新のWindows OSを提供する仕組みだ。
そんなWindows 10がとある事件を引き起こし、世界中で大問題となったという。誰でも身近に起こり得る問題だというが、あなたのWindows PCは大丈夫だろうか?
問題となったのはWindows 10のアップデートとプリンタに関するトラブルだ。京セラやリコー、ゼブラといった特定のベンダーのプリンタで印刷をしようとすると「APC_INDEX_MISMATCH」というメッセージとともに画面がブルースクリーンになり、印刷ができないと騒ぎになった。
ブルースクリーンについては言うまでもないだろう。WindowsでOSが異常動作したときに表示される青背景の画面だ。ブルースクリーンになると、よく分からないエラーコードなどが表示され、後は再起動するしかない。
この特定のプリンタで発生するブルースクリーン問題は、2021年3月にリリースされたWindows 10の月例アップデートが原因ではないかと考えられていた。そして、2021年3月9日に、Microsoftは正式にそのことを認めた。
Microsoftによると、Windows Updateのプログラム「KB5000802」をインストールしたWindows PCが、特定のプリンタで印刷する時に発生するという。Type 3のプリンタドライバに影響が及ぶことが理由だそうだ。
では、どう対処すればいいのだろうか。当初提示された対処法は、当該アップデートをアンインストールするというもの。他にも、管理者権限でコマンドラインからコマンドを入力して対応するなど幾つかの対処法が紹介されたが、それらはコマンドの知識がなければ難しいだろう。
Microsoftはこの事態を重く見たのか、問題を解決するために新たなWindows Updateの配信を2021年3月16日に開始した。「KB5001567」というアップデートプログラムをインストールすることで、このブルースクリーン問題を防げるという。
しかしながら、Windowsの機能向上の要ともいえるWindows Updateがユーザーに不便を与えることがあってはならない。とはいっても、Windows Updateが関係する“厄災”は定期的に発生している。こうしたことは頻繁に起こらないでほしいものだが、当該症状が発生したユーザーは早急に対処しよう。
上司X: Windows Updateのせいでブルースクリーンが頻発して世界中で悲鳴が上がった、という話だよ。
ブラックピット: 書類を作成してさあ出力となったときに、ブルースクリーンになったら僕なら泣きますね。
上司X: ということは、キミの環境ではブルースクリーンは発生しなかったということか。
ブラックピット: はい。おかげさまで。
上司X: ま、俺も平気だったけどね。お互い意外に運がいい。
ブラックピット: 運がいいというか、ブルースクリーンはめっきり減りましたよ。「Windows 95」の頃なんてしょっちゅうあった気がしますけど。
上司X: まぁ、あの頃はね。かつては、ブルースクリーンよりも致命的な「レッドスクリーン」があったんだってよ。半ば都市伝説だけど、「Windows Vista」のβ版に搭載されていたとか。
ブラックピット: 画面全体が真っ赤に染まったら、それこそブルースクリーンの悲劇どころじゃないでしょ。都市伝説であってほしいものです。
上司X: ブルースクリーンだって表示されれば胸がドキドキするというのに。Windows 10はこの後もしばらく現役OSとなるだろうから、アップデートのたびに無用の心労を生むことは避けてほしいな。
ブラックピット(本名非公開)
年齢:36歳(独身)
所属:某企業SE(入社6年目)
昔レーサーに憧れ、夢見ていたが断念した経歴を持つ(中学生の時にゲームセンターのレーシングゲームで全国1位を取り、なんとなく自分ならイケる気がしてしまった)。愛車は黒のスカイライン。憧れはGTR。車とF1観戦が趣味。笑いはもっぱらシュールなネタが好き。
上司X(本名なぜか非公開)
年齢:46歳
所属:某企業システム部長(かなりのITベテラン)
中学生のときに秋葉原のBit-INN(ビットイン)で見たTK-80に魅せられITの世界に入る。以来ITひと筋。もともと車が趣味だったが、ブラックピットの影響で、つい最近F1にはまる。愛車はGTR(でも中古らしい)。人懐っこく、面倒見が良い性格。
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