ベネッセがNotionでパワポ報告書と決別 多忙なDX組織を変えた戦略とは

ベネッセのDX組織は、数百人が関わるような大規模かつ難解なプロジェクトを幾つも抱えている。業務効率化のためにMicrosoft 365といったコラボレーションツールを利用してきたが、それでも会議資料の作成や情報の共有といった、本質的ではない業務に時間を取られることに悩んでいた。この状況を打破するためにNotionを導入し、ドラスティックなルール作りの末、生産性が圧倒的に向上したという。

 通信教育の「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」、出版事業の「たまごクラブ」「ひよこクラブ」などで広く親しまれているベネッセホールディングス(以下ベネッセ)は近年、大胆なDX戦略を推進している。その担い手が、2021年に設立された社長直轄の新組織であるDigital Innovation Partners(DIP)だ。

 DIPでは、数百人が関わるような大規模かつ難解なプロジェクトを幾つも抱えている。そのため、早くからさまざまなコラボレーションツールを導入し、仕事の効率化を進めてきた。しかし、それでも会議資料の作成や情報の共有といった、本質的ではない業務に時間を取られることに悩んでいたという。

 こうした状況にメスを入れようと導入したのが「Notion」だ。同社では既に「Microsoft 365」を導入していたが、Notionを使い始めたことで生産性が大きく向上した。同社の植田省司氏(インフラ・テクノロジー推進部 部長)に、導入の効果を最大化するためのドラスティックな戦略を聞いた。

「Power Point」や「Excel」で作る会議資料の作成、情報共有で時間を空費していた

 DIPは800人以上のエンジニアやデータサイエンティストなどから成る組織で、事業部門のメンバーと連携しながらグループ全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進している。

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