AIが脅威にも武器にもなる時代、攻めと守りの間で悩むCISO

企業が警戒しなければならないサイバーリスクは、脆弱性管理やデータ損失防止、サードパーティー経由のものなど幅広い。その中でAIリスクはどの程度優先度が高いのだろうか。

 AIを用いたサイバー攻撃が大きな話題となる中、その影響範囲についてはまだ十分に知られていない。最新の調査結果によれば、想像以上に多くの企業がAIを使ったサイバー脅威にさらされている可能性があるという。

急増する「AIサイバー攻撃」 CISOが警戒する2大リスクとは

 サイバーセキュリティ事業への投資や立ち上げ支援で知られるTeam8が2025年7月17日(現地時間、以下同)に発表した報告書「CISO Village Survey」によると(注1、注2)、過去1年間に、CISO(最高情報セキュリティ責任者)4人に1人が自社ネットワーク上でAIを利用したサイバー攻撃を経験しており、そのリスクは現在、最優先課題として位置付けられている。

 報告書の中で、Team8は「AIを活用した攻撃の標的となった企業の実数は、報告されている数を上回る可能性がある。なぜなら、AIによる脅威の大半は人間の活動を模倣しており、侵害までの時間や攻撃の速度といった高度な指標を使わなければ検知が難しいためだ」と述べた。

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