情シス不在の空白を埋める 退職、業務引き継ぎに特化したIT運用支援サービス
BTNコンサルティングは、中小企業向けに「IT担当の退職・引き継ぎサポート」の提供を始めた。ひとり情シスの退職時に起きやすいIT運用の属人化や管理情報の不明化に対応し、引き継ぎ資料がない状態からの体制立て直しを支援する。
BTNコンサルティングは2026年5月7日、中小企業向けサービス「IT担当の退職・引き継ぎサポート」の提供を開始した。社内IT業務を1人または少人数で担う、いわゆる「ひとり情シス」の退職や休職に伴い、IT運用が止まるリスクに対応するサービスだ。
IT担当者の退職時は、サーバやネットワーク、SaaS契約、ライセンス管理の状況が不透明になったり、管理者パスワードや各種アカウント情報が分からなくなったりするケースが多い。退職者アカウントの無効化やアクセス権限の見直しが遅れると、情報漏えいリスクにもつながりかねない。単なる引き継ぎ不足の問題に収まらず、運用継続とセキュリティの両面でのリスクにもなってしまう。
今回開始するサービスでは、IT環境の調査により、引き継ぎ資料がない場合でもサーバやネットワーク、SaaS、ライセンス、アカウントなどを洗い出して可視化する。緊急性が高いケースでは最短3営業日で対応を開始できる。管理者アカウントの確保やセキュリティ上のリスク排除を優先した上で、IT環境を棚卸し、運用を整理する。
また、退職予定者への引き継ぎ面談を専門スタッフが代行するほか、「Microsoft 365」や「Google Workspace」の運用支援にも対応する。後任採用までのつなぎではなく、外部チームによる継続的な運用体制に移行できる点も特徴で、属人化した情シス業務をそのまま外部支援に引き継げる。
料金は月額18万円からで、最低契約期間は3カ月。プランは「ライト」「スタンダード」「フルサポート」の3プランを用意し、IT環境の棚卸しから退職者対応、IT企画やSaaS導入支援まで支援範囲を分ける。IT人材の採用難が続く中、今回のサービスは退職という突発事象への対処に加え、少人数体制の企業がIT運用をどう継続可能な形に組み替えるかを見据えたサービスだ。
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