“見えない業務”をPC操作から可視化 九地良が自動化候補を洗い出す新サービスを提供開始
九地良は、業務プロセスの可視化や自動化の準備を支援する「くじらWorkRec」の提供を開始した。属人化しやすいホワイトカラー業務の実態把握を起点に、業務改善や再設計につなげるサービスと位置付けている。
九地良は2026年5月13日、従業員のPC上の業務内容を記録、分析し、自動化に向けた取り組みを支援する「くじらWorkRec」の提供を開始した。業務の記録から分析、自動化候補の抽出までを一連で支援するサービスだ。
AIで“自動化できる業務”を洗い出す
同サービスは、従業員のPC操作や業務内容を継続的に記録し、そのデータを基にAIが作業内容や所要時間などを分類、集計する。業務フローや所要時間、反復パターンを抽出する他、経営層向けダッシュボードでは、組織全体の稼働状況や日別、時間帯別の傾向、使用しているアプリケーションなども確認できるとしている。
分析結果としては、自動化候補となる業務のリストや優先順位に加え、業務マニュアルや個人別生産性レポート、部署別・部署横断のフロー図、業務再設計の提案などを提供する。対象業務としては、経理や人事、総務、労務、受付、営業事務、カスタマーサポートなどの業務を挙げている。
セキュリティ面では、収集データを外部サーバに送信せず、顧客の管理下で運用できる設計を採用した。九地良側では、匿名化処理を施した要約データのみを解析対象としており、個人情報や秘匿情報を含む業務への配慮も打ち出している。また、就業規則改定文書のひな型や従業員向け説明動画を提供し、導入時の合意形成も支援する。
注意点としては、このサービスはあくまで「業務の見える化」までであり、自動化システムそのものの開発は含まれないことだ。業務実態を把握した上で、自動化や再設計の必要性を判断する前段の取り組みとして位置付けられる。九地良は今後、業界や職種別の分析テンプレート拡充、業務再設計フェーズでの伴走支援を強化する予定だ。
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