退職時の「あの人しか知らない顧客データ」を守るSaaSが登場

退職に伴う個人の暗黙知の消滅は大きな課題だ。Mono-Recordsは、地図上の顧客情報を蓄積・共有するSaaS「PinStock」を正式リリースした。訪問記録を可視化し、退職時の情報消失や引き継ぎ負担を減らす。

 退職に伴う個人の暗黙知の消失は、企業にとって大きな損失だ。そのような課題の解決を求めてIT部門や情シスに相談がくることも多い。

 Mono-Recordsは外回り営業の顧客情報を地図上で共有するSaaS「PinStock」をリリースした。PC・スマホで使用可能で、訪問先や担当者、交渉経緯などの記録を個人の記憶や紙のリスト、「Microsoft Excel」から、チームとして蓄積できるデータへ移す狙いだ。

退職で失われる顧客情報をチーム資産として蓄積

 開発の背景には、担当者の退職に伴い、顧客情報や現場で培われた知見が社内から失われてしまうという課題があった。Mono-Recordsは、訪問先や交渉経緯など、外回り営業で得た情報が担当者の手元にだけ置かれ、人員交代のたびに蓄えたエリア情報が失われる状況を問題と捉えた。

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