AI普及でITエンジニア採用難易度が上昇 求められるスキルが上がった職種は?
生成AIの普及に伴い、ITエンジニアの採用数を増やす企業がある一方、採用難易度の上昇を感じる企業も多い。レバテックの調査によると、採用難易度が上がったと回答した企業は66.4%に上った。提示年収を引き上げた企業は47.7%で、採用要件の高度化や人材獲得競争の激化が浮き彫りになった。
生成AIの普及は、ITエンジニア採用数を増加させている一方、採用難易度の上昇にもつながっている。
IT・人材関連事業を展開するレバテックは、ITエンジニアを採用している企業の担当者553人を対象に調査を実施した。調査によると、ITエンジニアの採用数を増やす企業が半数を超える一方、採用難易度の上昇を実感する企業も66.4%に上ることが分かった。
5社に1社が提示年収を50万円以上引き上げ 職種別でスキル水準に差も
AIの影響を受けてITエンジニアの採用数を調整したかという設問では、「増やした」と回答した企業は16.5%、「やや増やした」は34.7%で、合計51.2%となった。「どちらとも言えない」は41.8%を占め、「やや減らした」は6.7%、「減らした」は0.4%だった。
採用数を増やした理由は、「AI関連の開発・導入プロジェクトが増加したから」が30.7%で最も多く、「AIを使った新規事業・新サービスの立ち上げが増えたから」が30.0%で続いた。AIの普及が、関連する開発や事業立ち上げを通じてエンジニア需要の拡大させている。
AIの影響を受けて採用難易度が変化したかという問いには、「上がったと思う」が29.3%、「やや上がったと思う」が37.1%だった。難易度が上昇した理由として最も多かったのは「AI時代に求められるスキル要件が複雑化・高度化したから」で39.5%。次いで「AIを使いこなせる高度な人材の需要が高まり、採用競争が激化したから」が37.6%となった。企業側では、採用人数の確保だけでなく、求めるスキルを備えた人材の見極めも課題になっている。
人材獲得競争は、内定時の提示年収にも表れている。AIの影響を受けて提示年収が「上がった」と回答した企業は47.7%だった。引き上げ額は「20万~30万円未満」が22.7%で最も多かった一方、「50万~100万円未満」は13.6%、「100万円以上」は8.3%で、合計21.9%の企業が50万円以上引き上げていた。
AI時代に市場全体で求められるスキル水準が特に上がった職種では、セキュリティエンジニアが41.6%で最多となった。業態別では、非IT関連の事業会社でセキュリティエンジニアが最多となり、システム開発関連会社ではセキュリティエンジニアに加え、クラウドエンジニアのスキル水準の上昇を挙げる回答も目立った。
今回の調査では、AI利用に伴う人材需要の拡大と、求めるスキルの高度化が、ITエンジニアの採用難易度を押し上げる状況が示された。なお、調査はGMOリサーチ&AIによって、2026年7月14~22日に実施された。調査方法はインターネット調査で、調査対象はIT/システム担当者の採用・人的リソース調達に関わっている553人だった。
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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