URLだけでPHP、WordPressを5秒診断、他社サイトも無料でチェック
営業製作所は、PHPの脆弱性に対応する無料ツールを公開した。URLを入力すると、PHPやWordPress、プラグインの状態を確認できる。登録不要で、外部公開情報を使って診断する。
製造業を中心に企業のDXを支援する営業製作所は、ホームページのPHPや「WordPress」の状態を無料で確認できるサービスを公開した。診断したいWebサイトのURLを入力すると、PHPの修正状況やWordPress、プラグインの更新状況を5秒程度で表示する。会員登録や個人情報の入力をせずに脆弱(ぜいじゃく)性を確認できる。
WordPressやプラグインも対象、個人情報の入力は不要
同サービス「バクソクPHP脆弱性診断」は、2026年10月21日に公表されたPHPの重大な脆弱性「PHP2Shell」を受け、迅速な脆弱性チェックを支援する目的で公開された。同社は、自社Webサイトが脆弱性の影響を受けているかどうかを確認する手段を持たない企業が多いと分析する。更新や管理が途絶えたWebサイトは攻撃の入り口となりやすく、取引先や顧客に被害が及ぶ恐れがある。
診断には、インターネットで外部から取得可能な情報のみを使用する。個人情報の入力は不要だ。PHPやWordPress、プラグインのバージョンを確認して、結果を「対応が必要」「問題なし」などの表示で示す。利用者は診断結果と取るべき対応を確認できる。専門知識やサーバ管理画面へのログインは不要で、他社が制作したWebサイトも対象となる。
診断時の通信は、Webブラウザによる通常のページ読み込みと同等の範囲に限定する。攻撃を模した通信やファイルの探索は行わず、診断対象のWebサイトに負荷をかけない方式を採用した。外部から確認可能な情報を基に、Webサイトのセキュリティ状態を示す仕組みだ。
同社は「世界を動かすエンジンに」を掲げる。営業支援サービス「Eigyo Engine」や図面管理システム「ジーエン図面」を提供し、製造業を含む企業の業務効率化などを支援する。「Eigyo Engine」では3000社以上の営業活動を支援してきたほか、「ヒキアイ」を通じて企業のWebサイト制作・運用にも携わってきた。
こうした事業を通じて、公開後に更新されず、誰にも管理されていないWebサイトを数多く確認したとする。同社はホームページを企業の信用や取引機会に関わる営業資産と位置付ける。今回の無料診断を、自社Webサイトの現状を把握して信用や取引機会を守るための最初の手段として提供する。
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