2007年はデータセンターやネット系新興企業での需要が堅調で、2008年も堅調維持とされる「ラックマウント型サーバ」。シェア情報を紹介する。
ノークリサーチの調べによれば、ラックマウント型サーバ市場はデータセンターやネット系新興企業の需要が堅調となった。2007年の市場占有率は台数ベースで1位の日本HPが25.5%を獲得し、2位のNECが22.0%、3位のデルが19.9%、4位の富士通が13.3%と続いている。
日本HPのシェアはラックマウント型サーバからブレードサーバへの移行を促進したため微減しているが、独立系大手SIerからの支持が強いため、引き続き堅調な需要を維持すると予想される。NECもパートナー経由での販売チャネルを生かし、シェアを維持している。
デルは市場を占める割合の高いデータセンター需要の中でも、ネット系新興企業などは初期投資を抑えようと価格を優先した選定が多いため、多く選ばれシェア増加につながったと推測される。富士通はチャネル販売の強化を継続しているが、まだそれほど効果が上がらず、ほぼ横ばいの状態となっている。
ラックマウント型サーバ市場は2008年度も引き続き堅調が予想されるが、ブレードサーバの成長が著しく、需要の一部はブレードサーバへ移行していくため、成長率はやや鈍化すると予想される。
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