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「中堅・中小企業向けERP」シェア(2008年)
外資系ベンダーが日本独自のERP導入事情を踏まえた製品をそろえられるかが注目の中堅・中小企業向けERP。シェア情報を紹介する。
ノークリサーチの調べによれば、2008年の中堅・中小企業におけるERPの市場占有率は、OBCが11.8%で1位、2位のOSKが10.4%、3位のSAPジャパンが9.6%と続いている。
OBCは、中堅Lクラス(年商50億~100億円)をターゲットとした「奉行新ERP」に加え、2007年秋に「奉行vERP」を追加したことが首位獲得に寄与した。「奉行vERP」は64ビット対応や有効桁数増加などで大規模への対応をアピールした他、TISとのSaaS協業など露出が多かったこともシェア増加の一因とみられる。
「SMILE αシリーズ」で2007年に首位を獲得していたOSKは今回2位となったが、中小企業のうち年商20億~50億円のクラスでは首位を堅持している。「SMILE α AD」の後継として2008年6月に出荷開始した「SMILE BS」による訴求で首位奪還を目指すものと予想される。
SAPジャパンは中堅Hクラス(年商300億~500億円)向けに「SAP Business All-in-One」を、中小企業クラス(年商5億~50億円)向けに「SAP Business One」を提供している。しかし実際には、オフコン時代に個別導入した会計管理システムや生産管理システムをERP導入で見直す先進企業の「SAP ERP(R/3、my SAP ERPも含む)」導入がシェア増加の要因となっている。
日本でのERP導入はビッグバン導入とは対照的に個々の業務アプリケーションを個別に導入する形で発展してきた。今後、外資系ベンダーが日本のERP導入事情を踏まえた製品ラインアップをそろえられるかどうか注目だ。
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