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「サーバ」シェア(2009年7〜9月)シェア情報アーカイブ

2009年第3四半期(7〜9月)の「サーバ」シェア情報を紹介する。

» 2009年12月22日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

 IDC Japanの調べによれば、2009年第3四半期(7〜9月)の国内サーバ市場規模は、前年同期比18.2%減の1205億円と、5期連続の大幅なマイナス成長となった。また、出荷台数は13万6000台で、前年同期比12.6%減、3期連続で2桁のマイナス成長となった。

 前期に比べマイナス幅は小さくなっているが、2008年第2四半期がプラス成長、2008年第3四半期は急速な景気後退によるマイナス成長であったためで、景気後退の影響が軽減したサインではないとみられる。

 製品分野別に見ると、メインフレームが富士通とNECで大型案件があったためプラス成長となったが、メインフレーム以外は2桁のマイナス成長となった。特に、RISCサーバ、IA-64サーバ、ビジネスサーバ、スーパーコンピュータは、30%を超える大幅なマイナス成長であった。

 市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、富士通が27.4%で1位に復帰した。メインフレームで獲得した大型案件が貢献した他、x86サーバで複数の大口案件があり、上位6社中、唯一プラス成長となった。

 2位は、前期に引き続きメインフレームで大型案件があったNECが18.4%で続いた。17.4%で3位の日本IBM、13.4%で4位の日本HPは、ともに4期続けて20%を超えるマイナス成長となり、景気後退期で比較的堅調な投資が期待できる官公庁や公共セグメントに強みをもつ国産ベンダーと対照的な結果となった。5位には、金融向けと官公庁向けの案件が目立つ日立が11.3%で続いた。

「サーバ」シェア(2009年7〜9月) (出典:IDC Japan)

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