2009年市場規模が前年対比16%増となった「Web会議」市場。シェア情報を紹介する。
シード・プランニングの調べによれば、2009年のWeb会議(SIタイプ+ASPサービス)の市場規模は、前年対比16%増の68億5000万円となった。ビデオ会議システム市場におけるWeb会議のシェアは、2006年には全体の10%であったが、将来的に2012年で26%、2018年では全体の54%になると見込まれ、2012年にはWeb会議が専用端末タイプのビデオ会議とほぼ同じ市場規模になると予測されている。
2002年からWeb会議の参入企業は増加しており、ユーザーが用途に応じてビデオ会議専用端末タイプ・Web会議(SIタイプ+ASPサービス)・音声会議と使い分けるようになったことで、どのタイプも増加している。なお、ビデオ会議全体の市場規模は、2008年の309億円から、2012年には550億円に、2018年には2024億円になると予想される。
市場占有率を見ると、SIタイプとASPサービスの合計売上金額ベースで、ブイキューブが19.4%で1位となった。2位にはNTTアイティが11.9%、3位には沖電気工業が10.3%で続いている。
また、SIタイプとASPサービスの動向では、2008年の売上金額でASPサービスの割合が約30%から、2009年は41%に増加している。2008年の導入社数ではASPサービスの割合が66%、SIタイプの割合が34%となった。
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