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「PC」シェア(2013年第4四半期)シェア情報アーカイブ

2013年第4四半期、出荷台ベースで435万台となった国内クライアントPC市場。シェア情報を紹介する。

» 2014年03月04日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

 IDC Japanの調べによれば、2013年第4四半期(10〜12月)の国内クライアントPC出荷台数は前年同期比17.8%増の435万台となり、その結果2013年の年間では前年比0.2%増の1562万台と、プラス成長であった。

 第4四半期の出荷台数の内訳は、家庭市場が前年同期比15.0%減の158万台、ビジネス市場が同比51.1%増の277万台となった。家庭市場が慢性的に不振である一方、ビジネス市場は50%を超える成長となった。大企業・中小企業・公共の全てのセグメントでWindows XPサポート終了に伴う買い替えが進んでいるためと考えられる。

 同期のベンダー別市場占有率(出荷台数ベース)は、1位のベンダーが26.3%。ビジネス市場で大きく伸ばした上、家庭市場での落ち込みを最小限に抑えられ、好調につながったと考えられる。2位は20.5%で、ビジネス市場は高い成長率を達成した。3位は12.3%。同社はポータブルPCが主力製品であり、ビジネス市場でのデスクトップPCの買い替え需要の恩恵を受けられなかった。4位は11.0%で、ビジネス市場だけでなく家庭市場でも大きく台数を伸ばし、前四半期から順位を1つ上げた。5位は9.4%であった。

 2006年から家庭市場向けPCの出荷台数は徐々に増え、2011・2012年はビジネス向け出荷台数とほぼ同じ台数になったが、2013年はPCの台数が減少し、ネットブックのブームが来る前の2006・2007年の状態に戻ったとみることができると、分析されている。

「PC」シェア(2013年第4四半期) (出典:IDC Japan)

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