続いて、ID管理ツールを導入済みと回答した人に「導入のきっかけ」を尋ねた(図4)。その結果、1位は「セキュリティ向上やリスクマネジメントなど」で51.8%、2位は「ユーザーの業務効率化や運用負荷軽減など」で44.6%、3位は「個人情報保護法や内部統制などの法規制対応」で30.4%、4位は「外部機関、取引先、関連会社などからの指摘・要望」で1.8%となった。
その他、フリーコメントには「ISMS対応」がきっかけとなったという声が複数寄せられた。また、「なりすまし防止」「退職者のアクセス禁止」などといった、いわゆる「亡霊ID」と呼ばれる不明なIDを使って退職者が外部からアクセスできる環境を残しておくことを懸念する声もあった。
「シングルサインオンへの準備として」「複数のシステムで複数のIDがあったため、パスワードの亡失などの問い合わせが多かった」といった管理、運用面でのメリットを考慮して導入を検討したという声が集まった。
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