今度は、利用中のクラウドサービスを尋ねた。まず、IaaS、PaaS、SaaSの利用については、「IaaS」が38.0%、「PaaS」が21.2%、「SaaS」が78.1%となり、約8割の企業でSaaSが利用されていることが明らかとなった(図3-1)。
続いて、「IaaSで利用中のサービス」について、具体的なサービス名を聞いた。その結果、1位が「AWS(Amazon Web Services)」で42.4%、2位が「Google App Engine」で22.7%、3位が「Microsoft Azure」で16.7%と海外ベンダーのサービスが上位3位を占める結果となった。
さらに、「SaaSの利用中サービス」について、そのサービスカテゴリを尋ねた。その結果、1位が「クラウドメール」で51.4%、2位が「グループウェア」で47.7%、3位が「オンラインストレージ」で34.6%、4位が「eラーニング」で20.6%、5位が「勤怠管理」で18.7%と続いた(図3-2)。
SaaSを利用中の企業のうち、クラウドメールを利用中の企業は約5割という結果となった。一方で「eラーニング」は20.6%に上り、SaaSを利用中の企業のうち5社に1社が利用している状況が明らかとなった。法改正やコンプライアンスなど従業員に周知徹底しなくてはならない機会が増え、その通知手段としてeラーニングを活用する企業が増えているのかもしれない。その他の声からは「SNS」や「施設予約システム」「チケット管理システム」といった意見が挙がった。
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