タブレット「iPad」シリーズはAppleの送り出すタブレット製品群だ。2015年11月末日時点で以下の3ラインが発売されている。iPadシリーズは、液晶サイズの違いはあるもののOSにはiOSを採用していて基本的な操作感は共通だ。
iPadのラインアップ中もっともスタンダードといえるモデル。
ラインアップ中もっともコンパクトなモデル。
iPad最大のサイズを誇るモデル。PC代替としての期待が高そうなタブレット。
2015年11月に発売された「iPad Pro」は、サイズがiPad内で最大となるだけでなく、専用キーボード「Smart Keyboard」や専用ペンデバイス「Apple Pencil」といった入力デバイスが登場し、タブレットにPCの使い勝手を付加した製品といえる。マイクロソフトのSurfaceシリーズにも共通することだが、「PCとは併用、別枠で純粋なタブレットを導入して運用したい」と考えるか、「PC代替でタブレットを導入したい」と考えるかで選択する製品ターゲットになる場合とならない場合とがあるだろう。
「iPad Air 2」と「iPad mini 4」に関しては、サイズの違いがビジネス導入時の製品選びのポイントとなる。サイズの大きいiPad Air 2は、画面の見やすさというメリットからタブレットの画面を他者(顧客や取引先)に“見せる”ような業務に使うと効果的だ。一方のiPad mini 4は、携帯性を重視したサイズで、従業員がメールを読んだりWebや社内資料をチェックしたりといった“携帯端末”として使うケースに適している。
なお、「サイズ感による使用目的の違い」はiPadシリーズに限られるものではなく、後述するAndroidタブレットやWindowsタブレットでも同様だ。
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