Androidタブレットを一言で表せば「自由なタブレット」だろう。便宜上「Androidタブレット」とまとめたが、共通点はGoogleが開発した「Android OS」を採用したタブレット製品というところだけ。このOSは基本的にライセンスフリーであり、そのため同サイズの製品をiPadと比較すると安価になりやすい。
さまざまなベンダーがAndroidタブレットを開発、販売しているが、各社とも特徴を際立たせて差別化しようとする。その結果、基本スペック(CPUやストレージ容量など)は製品によってまったく異なると言ってよい。
場合によっては独自のハードウェア(例えば防水機能など)が採用される。さらにプリインストールアプリも異なり、OSのUI(ホーム画面やアイコンデザイン、設定画面など)すらカスタマイズされる。
Googleが直販する「Google Nexus 9」。Android OSがカスタマイズされておらず、Androidタブレットの「リファレンスモデル」とされる。生産自体はHTCが担当している。
こういった理由からAndroidタブレットは製品ごとのスペック差や価格差が大きく、ベンダーを縦断して豊富なモデルから希望のスペック、価格の製品を選択できるというメリットがある。逆に言えば、製品が多岐にわたりすぎてどの製品を選定するか判断が難しいということにもなる。
IPX5/8の防水性能とIP6Xの防塵性能を備えたソニー「Xperia Z4 Tablet」。水滴やホコリがあるような過酷な環境での使用にも耐える。
ASUS「ZenPad C 7.0」は、同社が「法人向け」をうたうAndroidタブレット。コンパクトなサイズながら長時間駆動が可能で、1日中安心して使える。独自UI「ASUS ZenUI」を採用し、タブレット操作に不慣れな人でも直感的に操作できる。
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