タブレットそのものをタイムレコーダー代わりに活用することも可能だ(図7)。内蔵カメラを打刻時に利用することにより、打刻者の顔データを取り込み、勤怠データとひも付けて参照することもできる。管理者がどこにいても従業員の顔を見ながら勤務状況を参照でき、表情などから健康状態の悪化を察知することもできなくはない。もちろんこの機能はモバイルからの打刻でも利用可能なので、打刻を視認できない環境でも不正打刻を防ぐ効果がある。
さらに面白い機能としては”笑顔を3秒間キープすれば認証”する「笑顔認証」機能を備えるツールもある。出勤時にタブレットのカメラに向かって口角を上げて笑顔を作ると本人認証が行われ、出勤打刻が実行される仕組みだ。一種の遊びのようだが、出勤時のモチベーションアップ効果を期待している(図8)。
スマートフォンのGPSによる位置情報を打刻時に取得することができるのも最新SaaSの付加価値の1つだ。直行、直帰が普通のモバイルワーカーが本当にその時間にいるべきところにいるのかを、管理者が確認できるのが良いところ。近年ではSFAツールにも盛り込まれている機能だが、勤怠管理にも生かせる(図9)。
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