2016年第1四半期は、前年同期比11.0%減だったレーザー複合機/プリンタ市場。23.9%のシェア率を獲得した1位ベンダーとは?
IDC Japanの調べによれば、2016年第1四半期(1〜3月)の国内レーザー複合機/プリンタ全体の出荷台数は、前年同期比11.0%減の44万台であった。
複合機市場は、カラーが前年同期比0.3%増の15万4000台、モノクロが4.6%増の6万8000台となった。モノクロには大型の官公庁案件が数件あった。複合機全体では同比1.5%増だった。
プリンタ市場は、カラーが同比21.3%減の6万6000台、モノクロが20.7%減の15万2000台となった。プリンタ全体では前年同期に超大型案件の出荷があったため、同比20.9%減となった。
ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位のベンダーは23.9%、2位は21.2%、3位は15.6%で、上位3社で合計60%以上のシェアを占め、続いて4位が6.8%、5位が5.5%、6位は5.3%、7位4.9%と、上位7社では市場の80%以上のシェアを占めている。前年と比べ1位と2位が入れ替わっている。
ベンダーは利益を得やすいカラーレーザー複合機、特にA3対応機の販売に注力していて、複合機化率、カラー化率ともに徐々に高まっていくものとみられる。当該市場は既に成熟しているため、出荷台数を維持するためには、ベンダー、販売店は、中堅中小企業を中心に顧客の状況変化を見逃さずにソリューションを含めた新たな価値を提案し、リプレースに結び付けていく必要があると述べられる。
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