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「インクジェットプリンタ/複合機」シェア(2016年第1四半期)シェア情報アーカイブ

2016年第1四半期は、前年同期比5.9%減だったインクジェットプリンタ市場。44.6%のシェア率を獲得した1位ベンダーとは?

» 2016年08月30日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

 IDC Japanの調べによれば、2016年第1四半期(1〜3月)のインクジェットプリンタ/複合機(MFP)の出荷台数は、前年同期比5.9%減の82万8000台だった(最大用紙サイズA4判以上が対象)。そのうち、インクジェットプリンタが同比4.5%減の16万8000台、インクジェットMFPが同比6.2%減の66万台だった。MFPの比率は同比0.3ポイント減少し79.7%となった。

 前年同期は第1四半期として過去最低であったが、今期はさらに下回ったことになる。また、四半期別の前年同期比成長率は、消費増税前の駆け込み需要が見られた2014年第1四半期を除き、2013年第1四半期以降マイナスが続く。

 ベンダー別の市場占有率を見ると、1位が44.6%、2位が前年同期比で3.2ポイントシェアを伸ばし37.5%、3位も同比3.8ポイント増の15.0%、4位が1.7%で、上位4社で市場全体の98%以上に達している。

 キャッシュバックキャンペーンなどの販売促進策が実施された他、大容量インクタンクを搭載した当該製品が発売された。後者は大きな需要の喚起には至らなかったとはいえ、ビジネスユーザーを中心に一定の支持を得ることができたとみられる。

 大容量インクタンク製品の出荷実績は、価格よりも製品コンセプトがより評価された結果であり、今後多くのベンダーから同様の製品が発売され、市場に一分野が形成されることを期待すると述べられる。

「インクジェットプリンタ/複合機」シェア(2016年度) (出典:IDC Japan)

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