ビジネスプロジェクターを社内で運用するよりも、社外に持ち出して客先でプレゼンしたり、資料を投映したりという使い方を想定するのであれば、「モバイルモデル」を選びたい。社内で使うプロジェクターとは、押さえておくべきポイントに違いがある。
モバイルモデルのビジネスプロジェクター選びで外せないポイントは、バッグなどに入れて持ち運びすること、出先で設置するときの環境がまちまちとなることを考えて、やはり重さとサイズに気をつけたい。
その上で、最も注意したいことは上で紹介したような「理想のルーメン数の目安」から逸脱しすぎない点だ。世の中には手のひらサイズに収まる超小型プロジェクターが存在する。それがダメだというわけではないが、サイズを優先するあまり極端に光源の輝度が低い製品も少なくない。
繰り返しとなるが、プロジェクターの光源の明るさが足りなければ、投映画面はぼんやりとた視認性の低いものとなる。環境光の調整をすることなく投映すれば、せっかくきれいに作り込んだプレゼンテーションもぼんやりした映像を与えてしまう。先方に頼んで、電気を消したり、カーテンを閉めたりして部屋を暗くすれば、プレゼンテーション中の相手の表情が良く見えないうえ、メモを残すことも難しくなるだろう。
これでは本末転倒といいうものだ。モバイルの便利さと投映時の使い勝手のよさ、両方の恩恵を得られるバランスの製品を選択したい。
エプソン「EB-1795F」
カシオ「XJ-A257」
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