これまで紹介した通り、IoT関連技術や機器の進化、サービス事業者の増加により企業にとってIoT活用は格段に第一歩を踏み出しやすい環境になってきているが、代表的なのはクラウドで提供されるIoTプラットフォームサービスだ。
収集データの蓄積や分析、センシング機器などデバイスの統合管理がクラウド上でできるため、担当者はIoT運用に掛かる負担を軽減でき、代わりにIoTを活用するためのビジネス企画やアプリケーション開発に専念できるのだ。
今回はこのクラウドIoTプラットフォームサービスについて、具体的なサービス名を出してその認知度や関心度を聞いた。その結果「利用中」の1位は「AWS IoT(Amazon Web Services)」で6.0%、2位は「Azure IoT Suite(Microsoft)」で3.0%、3位は「IBM Watson Internet of Things Platform(IBM)」で1.3%と続いた。
この結果に「利用してみたい」と「知っている」を合わせた認知度については、1位「Azure IoT Suite(Microsoft)」67.9%、2位「AWS IoT(Amazon Web Services)」66.1%、3位「IBM Watson Internet of Things Platform(IBM)」54.1%、4位「sakura.io(さくらインターネット)」31.0%、5位「Field Cloud(NTTPCコミュニケーションズ)」22.3%、6位「myThings Developers(Yahoo! JAPAN)」13.3%、7位「Axeda Machine Cloud(PTC)」12.9%となった。「Azure IoT Suite(Microsoft)」は認知度こそ1位と高かったものの、利用中の割合は「AWS IoT(Amazon Web Services)」の方が高く逆転した。
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