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バックアップツールの導入状況と課題(2018年)IT担当者300人に聞きました(2/3 ページ)

» 2018年02月22日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

リカバリーやリストアの俊敏さよりも、日々の業務効率を追求する傾向に

 次にバックアップツールに「必要な機能」を尋ねたところ、1位「スケジューリング機能」77.1%、2位「差分バックアップ機能」72.5%、3位「ジョブ管理機能(監視機能)」59.6%、4位「仮想環境でのバックアップ機能」51.4%、5位「簡単リストア機能」47.7%と続いた(図2)。

 このことから、バックアップツールに必要最低限で求めたい機能としては、リストアの簡単さへの関心と比較すると、大多数が毎日行っているバックアップ運用の負荷を軽減するスケジューリング機能やジョブ管理機能などに関心が集まったことが分かる。

必要な機能 図2 必要な機能

 調査では、現在導入しているバックアップツールの「導入時に重視したポイント」も聞いている。その結果、1位「運用管理の容易さ」60.6%、2位は39.4%と同率で「導入工数・コスト」「安定性」、4位「保守・サポート体制」26.2%、5位「仮想環境でのバックアップが可能」24.8%となった(図3)。

 前に挙げた必要な機能では5割弱が「簡単なリストア機能」を選択していたが、導入時の重視ポイントでは「リカバリーの早さ」を求めた回答者は約2割にとどまっており、ここからもいざというときの早期復旧よりも日々のバックアップ運用に掛かる業務に極力手を掛けないことが重視されていることが分かる。

導入時に重視したポイント 図3 導入時に重視したポイント

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