こうした中、富士通が開発したデジタルアニーラは、「量子コンピュータを実用性で超える新アーキテクチャ」をうたう。2016年10月に富士通が正式に発表した情報では「従来の半導体技術の中で」イジングモデル計算に特化した実装を行っているとされる。つまり、超電導や量子ゲートのように、計算機の状態を安定させるハードウェア技術開発が目的ではなく、組み合わせ最適化問題を効率よく解くことへの最適解を見つけようとしたことになる。
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