キーマンズネット会員306人を対象にアンケート調査を実施した。満足度や求める機能などオフィススイートの利用実態が明らかになった。
キーマンズネットは2018年5月25日〜6月14日にわたり、「オフィススイートの利用状況に関する調査」を実施した。全回答者数306人のうち情報システム部門が42.5%、製造・生産部門が14.4%、営業・販売・営業企画部門が13.4%、経営者・経営企画部門が5.6%などと続く内訳であった。
今回は業務で利用しているオフィススイートへの「満足度」や「求める機能」「今後リプレースする際に検討するオフィススイート」など、企業におけるオフィススイートの導入・検討状況を把握するための質問を展開。現在業務で利用しているオフィススイートの満足度は79.4%と比較的高いことなどが明らかになった。なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。
前編では、オフィススイートにおいて「Microsoft Office」が企業利用で大きなシェアを占めていることや、主にPC上での資料作成に利用されていることなどに触れたが、後編ではオフィスソフトに今後求める機能などについて、企業がどう考えているのかを見ていこう。
はじめに現在利用しているオフィススイートの満足度について聞いた。その結果「とても満足」が7.8%、「まあ満足」が71.6%、「やや不満」が16.7%、「不満」が3.9%となり、まとめると全体では「満足」が79.4%、「不満」が20.6%となり、約8割の企業で満足と回答する結果となった(図1)。
「満足」と回答している方のコメントからは「Microsoft Officeは長期間利用しており、なじみがあるため特段の不満はない」「使い慣れているため、通常業務に必要な機能がほぼ備わっている」というような長年使ってきたことによる”慣れ親しんだ使いやすさ“をメリットに感じている声が多く挙がった。また「機能が充実しており、これ以上必要と思う機能はない」といったMicrosoft Officeのような歴史の長いオフィススイートならではの特徴も満足度につながっている様子が見て取れた。
一方「不満」と回答している方のコメントでは「同一製品のバージョン違いでありながらも互換性が低い」「時々、動作が重くなり、PCの操作が停止する」といった互換性や動作不良への不満や、「サブスクリプション型は毎年更新しなければならない」「価格が高くサポート期間が短い」など料金体系やサポート部分での不満が挙げられた。
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