Twitterユーザーにとって、フォロワー数こそが人気のバロメーターであり、有名人の証となる。そして「インフルエンサー」として注目されるならば、フォロワー数は一般人をはるかにしのいで当然なのだ。
ややオーバーに聞こえるかもしれないが、これはおおむね真実だ。Twitterに限らずほとんどのSNSで「フォロワー」や「友達」の数というものは常にユーザーが気にする要素だ。
今、Twitterのフォロワー数まわりで事件が発生している。2018年7月11日、Twitterが「偽アカウント」の強制削除を実行すると発表した。Twitter上の「著名人」や「インフルエンサー」に一体何が起きてしまうのか。
まず、Twitterにおける「偽アカウント」について説明しよう。Twitterを実際に使うユーザーが存在せず、ツイートもしない。もっぱら誰かのアカウントをフォローするためだけに作られたアカウントのことだ。なぜ、こんなアカウントが存在するのかといえば、フォロワー数の水増しを請け負う業者が存在するからだ。
もはや広告会社がインフルエンサーと呼ばれる影響力のあるTwitterユーザーのツイートを媒体として利用することも珍しくはない。広告会社は、基本的にインフルエンサーが抱えるフォロワー数を基にして料金を支払う。それ故に、かねて広告業界は水増しのない正確なフォロワー数を把握したいとTwitterに依頼していたのだ。
無論、全てのインフルエンサーがフォロワー数の水増しをしているわけではない。だが、フォロワー数をカネで買ったアカウントの存在は否定できない。また、広告収入のためではなく、単に「私はフォロワーが多いのよ」という一種の自己アピールをしたいだけのユーザーだっているだろう。
だからこそ、偽アカウントの削除が事件になり得るのだ。「あの有名人や著名人、インフルエンサーのフォロワー数が激減するのでは?」と。
7月12日夜、Twitterは偽アカウントの削除を開始した。正確な数は明示されていないが、数千万もの偽アカウントが削除されたという。だが、日本人ユーザーの多くはほとんど影響がなかった。多くのフォロワーを抱えた著名人や企業アカウントでもでもせいぜい1〜2%減で終わったのだ。何という肩すかし。
その中でも話題になったのは、某グループ所属の某女性アイドルのフォロワーが約116万人から約71万に減少したケースだろうか。約39%減だ。その某グループの公式アカウントもイイ感じに減っていた。
一方、世界に目を向けてみると、何と78%ものフォロワーを失ったインフルエンサーがいる。元スーパーモデルで女優、作家でもあるキャシー・アイランドだ。約132万人もいたフォロワーが約29万人に激減。彼女がフォロワーを買っていたのかどうかは定かでないが、フォロワーの78%が偽アカウントだったというのは揺るぎない事実だ。
ちなみに、約790万人ものフォロワーを失った企業アカウントがある。どこかといえばTwitterだ。減少率でいえば約12%にすぎないので、それほどのダメージではなさそうだ。ネットにはフォロワー減についての「まとめ」が幾つも掲載されている。
そもそも偽アカウントの削除で一喜一憂するのはどうかしている。それだけTwitterの影響力が強く、誰もが話題にしたがるということか。隆盛の激しいSNSだが、Twitterまだまだ利用されそうだ。
上司X: Twitterの偽アカウントが一斉削除されたもので、いろいろ大変という話だよ。
ブラックピット: 偽アカウントが削除されると耳にして右往左往するユーザーがどうかしてるんじゃないですかね。それこそやましい心当たりがあるとか。
上司X: 今回は、該当するユーザーじゃなくて、周囲が騒いだ感じだけどな。
ブラックピット: しばらく前からTwitterのフォロワーは買えるとか買えないありましたし、不自然にフォロワーの数が多い著名人とかいましたしね。
上司X: それがどうなるのかってことでね。いやあ、下世話だねえ。
ブラックピット: そう言いながら、いろんな人のフォロワー数の変化をチェックしていたんでしょう。他の人のことをどうこういえる立場でしょう。
上司X: そんなに細かくはチェックしていないよ。まとめサイトを巡回したくらいさ。
ブラックピット: まあいいですけど。僕はとんとつぶやきません。もう2年ぐらい沈黙してます。Twitterは日本以外では人気がないとか言われることもありましたが、まだまだ続いていきそうですね。
上司X: そうかもしれないな。収益も黒字だし、ユーザーも増えているそうだしで、しばらくは安泰そうだ。偽アカウントの一斉削除で、宣伝活動やマーケティング活動もより正確に行えるようになるだろう。俺もさっぱりつぶやかないけどね。前回ツイートしたのはいつだったけなあ。
年齢:36歳(独身)
所属:某企業SE(入社6年目)
昔レーサーに憧れ、夢見ていたが断念した経歴を持つ(中学生の時にゲームセンターのレーシングゲームで全国1位を取り、なんとなく自分ならイケる気がしてしまった)。愛車は黒のスカイライン。憧れはGTR。車とF1観戦が趣味。笑いはもっぱらシュールなネタが好き。
年齢:46歳
所属:某企業システム部長(かなりのITベテラン)
中学生のときに秋葉原のBit-INN(ビットイン)で見たTK-80に魅せられITの世界に入る。以来ITひと筋。もともと車が趣味だったが、ブラックピットの影響で、つい最近F1にはまる。愛車はGTR(でも中古らしい)。人懐っこく、面倒見が良い性格。
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