キャリアへの5G周波数割り当てもひとまず決まり、実証実験から実用への扉が開き始めた現在、夢のようなユースケースが限りなく語られる一方で、本当の実用化展開をリアル5Gやトゥルー5Gという言葉で具体的に語るベンダーが増えている。5Gユースケースの実現と、さらにその先のさらなる高速・大容量・多端末接続・低遅延の追求のために何が必要なのかを、6Gに向けて開発が始まった「Beyond 5G」の視点から整理してみよう。
5Gの次の世代の無線データ通信技術のこと。リアル5Gやトゥルー5Gという用語は、5Gの実力を実用レベルで示す製品やサービスが「夢の世界ではない」本物の技術であると強調したいベンダーが好んで用いている。一方、「Beyond 5G」は5Gの本格的なユースケースを拡大していくのに必要な技術、あるいはさらに高度な無線データ通信システム/ネットワーク(6G)の要素となる技術など、「ポスト5G」「6G」に向けた最新の無線通信技術研究開発のことを指している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます。