SAPジャパンは2019年5月15日、新たなプログラム「Embrace」を発表した。これは、「Microsoft Azure」や「Amazon Web Services」(AWS)、「Google Cloud」といった大規模クラウド事業者(ハイパースケーラー)と、SAPのグローバル戦略サービスパートナー(GSSP)とのコラボレーションプログラムで、顧客システムのクラウド移行を促進する。
Embraceでは、SAPや大規模クラウド事業者、GSSPが提供するプラットフォームやソフトウェア、サービス、インフラストラクチャを利用して、顧客のシステム環境に即したクラウド環境の「SAP S/4HANA」に移行できるようにする。SAPはその際、「市場で認められたプロセス」や「リファレンスアーキテクチャ」に基づいて実施するとしている。
「市場で認められたプロセス」とは、SAP S/4HANAを導入するまでの業界別のロードマップで、大規模クラウド事業者やGSSPと共同で策定する。またリファレンスアーキテクチャには、顧客のアプリケーションを実行するために必要なSAPや大規模クラウド事業者のコンポーネントが組み込まれるという。
Embraceにはこの他にも新しいサービスが含まれる。
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