RPAを選定しようとしても、あらゆるツールが「どんな使い方もできる」とうたっている。また「自社に合ったサービスを」と言われても、その基準や各ツールの価格も分からない。どのように選ぶべきか。
Peaceful Morningは2020年12月8日、増え続けるRPA(Robotic Process Automation)ツールやRPAに関連サービスをまとめたカオスマップを発表した。同社によると、2020年11月時点で日本国内において提供されているRPAツールは50種類以上あるという。
MM総研が実施した「RPA国内利用動向調査2020」によると、国内企業の38%がRPAを導入しているという。大企業はもちろん、中小企業や地方企業にもRPA導入の動きが広がる中で、市場の拡大に合わせてRPAツールやRPA関連サービスは増え続けている。
そこで出てきたのが「どのRPAツールにすれば良いか分からない」「どのベンダーやディストリビューターに導入を相談すれば良いか分からない」といった悩みだ。
高いシェアを持つRPAツールには、NTTアドバンステクノロジの「WinActor」やUiPathの「UiPath」、RPAテクノロジーズの「BizRobo!」などが挙げられる。しかし現在では、汎用(はんよう)型や業務特化型、サービス特化型、導入支援、教育などさまざまな製品やサービスが存在する。さらに、販売代理店を介して購入するため調査の時点では価格もはっきりしない。これらの状況から、自社にとって最適なRPAツールを選びにくい状況にある。
以上の課題に対してPeaceful Morningは、RPA関連サービスの効率的な選定を支援する「RPA HACKミツモリ」の正式版を提供開始した。同サービスは用途に合ったRPAツールを複数種類選定して一括見積もりが取れるもので、要望を電話で聞いた上で、用途に合ったRPAツールを複数種類選定し、それらを扱う代理店を3社紹介する。
Peaceful Morningは、RPA専門メディア「RPA HACK」や、RPA導入後のサポートサービス「Robo Runner」を運営している。RPA HACKミツモリは、RPA HACKを通じて集めた日本国内各社のRPAツールに関する情報や、Robo Runnerで蓄積した知見を基に、用途に合ったRPAツールと販売代理店を選ぶサービスだ。専任のコンシェルジュが、予算や自動化予定の業務内容、顧客の要望などを電話で聞いた上で、用途に合ったRPAツールを複数種類選定し、それらを扱う代理店を3社紹介する。
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